クック諸島ラロトンガ、旅とダイビング情報
みなさまの滞在記
クック諸島に旅行された方、また、ラロトンガにてダイビングをされた方の、投稿記事です。

滞在記投稿先はこちら
kana@oyster.net.ck

大阪のケイコさんからの投稿です。2003年8月、滞在期間2週間。

クック諸島ラロトンガのダイビング

私が今回クック諸島に行った目的はなんといってもスクーバダイビング。
とりあえず最初に言っておこう。ダイビングをする人は、絶対クック諸島に行くべし!もうホンマ、すごい。
ラロトンガにはダイビングショップが4軒ある。そのうち、私が利用したのはダイブセンター。理由は簡単。ここには日本人インストラクターがいるのだ。彼女の名前はかなさん。クック歴16ヶ月(2003年8月時点)のつわものだ。

さて、ダイビングがどのようにすごかったか。
私は、結局ラロで10本潜ったのだが、もう10本ともハズレなし。
とりあえず透明度が高すぎる。ずっとタイで潜ってきた私は、透明度10〜15mというのが平均だったのだが、ラロでは30mは余裕で見える。日本でちょっと排気ガスなんかがキツイところやったら、地上のほうがよっぽど透明度悪い。
10本全てを紹介したいところだが、あまりに細かくなりすぎるので、そのうち3本分を。

@クック諸島ダイビング初日。ガイドは日本人インストラクターのかなさん。
初日から、いきなりすごかった。30mどころか、50mくらい見えてるんちゃうのん?という、澄み切ったブルー。ううう。美しい。
チョウチョウウオやらブダイやらの綺麗系サカナたちを眺めながら、その美しいブルーを堪能していたら、うぉぉ!向こうにめっちゃでっかいフグがいるぞ〜。で、でかすぎる。冗談抜きで1mはある!!私はダイビング1本(約5〜60分)、ずっと同じフグを眺めていても飽きないだろうと確信しているくらいのフグフェチであるが、このフグはでかすぎて、なんか怖いくらいだ。すっげーーー。何食ってんだろ。と、思っていたら、でっかいフグはゆらゆらと向こうへ去っていった。いやぁ、でっかかったなー。
太平洋のど真ん中では、フグはあんなに成長すんのかぁ、とボンヤリ考えていたら、かなさんが「サメマーク」(頭の上で手を立てる。ジャイアント馬場のチョップ寸前のポーズみたいな。)を出しているではないか。かなさんが指さす方をみると・・サ、サメだぁ。サメの形をしたサメがいるぞーー。(世の中にはサメの形をしていないサメもいる。と思う。トラフザメとかさ。)か、かっこよすぎる!しかも3匹っすよ、3匹。思わず持っていたカメラで激写。余談だが、カメラ持参というのはなかなか難しい。何がかって、写真をとることに集中すると、カメラ越しにしかサカナを見ないうちに、本物のサカナは去っていき、結局、自分の目でしっかりサカナを堪能していない・・という結末に陥ることが多いと思うのだ。しかし、このサメについては、そんなことは全くなかっ。だって、長い間、近くにいてくれたんですもの。うふふふふ。笑いが止まらない状態である。やがて、サメ3匹は去っていった。
いやあ、もう大満足です。職場で顰蹙買いつつ、有給とってクック諸島に来たかいがあったわぁ、と思っていたら、なんと今度はマダラトビエイだ!!!うっひょ〜。いいんですか、本当にこんなスゴくっていいんですか!?またもや激写。す、すごいわ。ほんとに感激だわ。
・・なーんてやってるうちに、はっと気付くと35分くらいで残圧(エア)が50に。・・興奮しすぎました。

おまけ:この1本目と、つぎの2本目との間。移動中にクジラ発見。向こうの方で潮を吹くクジラ。クジラだーっとばかりに、ボートでその方向へと近づいていく。そして最終的にはクジラの間近に接近。クジラは背中を見せ、そして海の中へ。海面に波がたっているが、クジラがいる部分だけ波が全くたたない。すごい。感動である。クジラ。でかすぎる。

Aダイビング6本目。この日は天候が荒れ、雨も時折降ってくる。しかも寒い(冬だから)。
私以外に予約を入れていたカナダ人夫婦はどうやら悪天候のためキャンセルしてしまったようだ。確かにこんなに雨が降っていて寒いときにダイビングしても・・。雲がかかると、海も暗くなるしなぁ。やっぱり海の中がキラキラ明るいほうがいいしなぁ。どうしよう。私もキャンセルしようか・・。とかなり迷う。しかし、雨が降ると、移動手段がバイクのみの私は本当に何もできなくなるので、時間つぶしにダイビングをすることに決めた。何もせずに部屋でうだうだ過ごすよりは、多少天候が悪くても、ダイビングしていたほうがなんぼかましである。と思ったのだ。
本日のガイドはヒュウ(ラロトンガンダイブセンターのHPにヒュウの写真があるので見てみてください)。カナダ人カップルがキャンセルしたため、私とヒュウのふたりだけ、というかなり豪華なダイビングである。英語でのブリーフィングは正直いってチンプンカンプンだが、とりあえず残圧(エア)100と50の合図だけはしっかり確認する。
40mのところに「クレイフィッシュ」がいるが、見に行きたいか?と聞かれ、クレイフィッシュってどんなサカナやねん、と思いつつ、せっかくやし見ておくことにする。今までの私の最大深度は36m。今日、その記録が破られるのか、と思うとちょっとドキドキだ。

さて、ダイビングである。潜行。まず驚いたのが、その地形の美しさである。なんと、海底を白砂の川が流れているのだ。空が曇っているため、海のブルーもかなり濃い目。これがまたいい感じに美しい。私はこの旅行中に『銀河鉄道の夜』を読んでいたのだが、まさに銀河鉄道の夜の世界が眼前に展開されており、小説の美しさともあいまって感動はより一層である。今までは「天気がよくないとイヤ」だった私だが、自分の浅はかさを思い知った瞬間だった。空が曇っているからこその色というのが、あるのだ。
ヒュウと2人、川の流れにそってゆったりと泳いでいく。そしてドロップオフ。20mくらいの浅い深度から、一気に4000mまで落ち込んでいるところだ。壁に沿って深度をさげていく。ビビリの私は決してヒュウより深くは行かず、常に1mくらい上をキープ。チラチラとダイブコンピューターを見ると、もうすでに30mを大きく越えている。おお、ここがクレイフィッシュのいるところか!と思い、さらに深度を下げていくと、やがてヒュウが、ここだ!と指差した。その指差す穴の中を覗き込むと、穴の天井部分にいたのは、、、、でっかい赤エビではないか。これか!?これがクレイフィッシュなのか!?フィッシュちゃうやん、赤エビや〜ん。
しかしダイブコンピューターを見るとなんと42m。・・40mのところにクレイフィッシュがいるという事実、そして42m地点に長居すると死ぬかもというビビリな私の恐怖感から、とりあえずエビを確認し、これがクレイフィッシュなんだということにしてヒュウのいる位置よりやっぱり1mほど上に浮上した(ちなみに、やはりそのエビがクレイフィッシュであった。この1週間後に、私はクレイフィッシュを食うこととなるのである。
そしてゆっくりと20m地点まで浮上。ドロップオフを眺めつつの浮上は、なんとも言えないものがある。もしここで自分がコントロールを失って、この4000mの底まで落ちていったらどうなるんだろう・・とか。この濃紺の底にはどんな生物がいるんだろう・・とか。そうこうしているうちに、砂の川へと戻り、川の流れに沿ってまたゆっくりとフィンキックをはじめた。するとヒュウが突然、また指を差すではないか。何がいるの!?・・おおっと!また会ってしまいました、マダラトビエイ!しかも2匹!!さらに、めちゃくちゃ位置が近い!!!はっきりいって、すぐそこだ。マダラトビエイは私と同じくかなりのビビリ屋さんらしく、なかなか近くを浮遊してくれることはないらしいのだが、彼らはまるで私たちがいないかのようにゆっくりと泳いで、そして去っていった。くぅぅ、すごすぎるわぁ。
さらに川をのぼっていくと、またヒュウが指を差している。今度は、今度は何!?・・出、出た、出ました。ついに出てしまいました。カ、カメだぁ!!ついに、ついに会えたわね、カメ〜〜。・・実は、私、カメ運がなかったんすよ。タイの海でも、私の真上をカメが泳いでいたことがあったらしいのだけど、うちのチームは全くそれに気付かず。後で他のチームに「カメ、いたよ〜。真上に。」といわれ、ショックを受けたことがあったりして。その会いたくても会えなかったカメにめぐりあわせていただけたわけです。感動であります!!カメはゆっくり泳いで、ちょっと地面の上で休憩して、しばらくすると向こうへ去っていった。いやぁ、カメ、よかったわぁ。
そして私達はまた川に沿って泳ぎ始めた。やがて、ケーブ(洞窟?ほら穴??)に到着。今回のクライマックスである。さぁて、ケーブに入るわよぉっていうその瞬間!どうみてもサメの形をしたサメ(何度もしつこいけど、世の中にはサメの形をしていないサメもいる。と思う。だからトラフザメとかさ。)の影が、ケーブの入り口を横切り、中へと入っていった!うぉぉ、か、かっちょよすぎる!!ヒュウと私は急ぎ、ケーブの中へと入っていった。もしかしたら、あのサメに会えるかもしれない!!・・しかし、残念ながら、そこにはサメはもういなかった。代わりにいたのは何かって?なーーーんと、ロウニンアジだよーーー。
幅約3mほどのケーブ、私たちが泳ぐ真横をビュンッ!ビュンッ!!とロウニンアジが何度も何度も行き交う!!ロウニンアジが真横を通るたびに、波の振動がつたわってくるくらいの近距離だ。ぐ、ぐぉぉぉぉ、もう完敗です。ヒュウもロウニンアジが行き交うたびに指差していたが、やがて指差すのを諦めるくらいの、ロウニンアジの応酬なのであった。あまりといえばあまりの展開に、ケーブを出るころにはもうヘロヘロ。またもや興奮しすぎのダイビングとなったのであった。
ちなみに・・このとき、私はカメラを持参していなかった。と、いうのは、先に記述したとおり、カメラを持参すると、往々にして「ダイビングそのものを楽しめない」結果になるからだ。だから、「今回はファインダーを通さずにサカナを楽しむぞ!」という思いを込めて、このときは敢えてカメラは持っていかなかった。これを聞いた人は「そういうときに限って、すごいサカナが出るのよね」と言うだろう。実際、言われた。でも、私はカメラを持っていかなかったことを全く後悔していないのである。それくらい、このダイビングはすごすぎた。カメラに振りまわされずに、肉眼でこれだけの充実したダイブを楽しめた私は本当にしあわせもんです。
ありがとう、ラロトンガンダイブセンター。

Bラロ最後のダイビング。10本目。この日のガイドは、イギリス人DMのアンディ。
本日はレックダイビング。沈船である。ラロ周辺には、3つの沈船ポイントがあるのだとか。
私は今回の10本ダイブで、そのうちの2つを経験することができた。2つとも、カッコイイ!
ちなみに、今回の沈船はクリスマスの日に沈んだものらしい。「かなり巨大な船だよ〜」とのこと。うーん、楽しみである。
ちなみに、オープンウォーターの生徒さんを連れたカナさんも、同じポイント。
潜行。今回は浅め。日の光がキラキラする中をずーーーーーっと泳いでいくと、いきなり現れたのは、カメです!やりました。最後の最後でまた出会えたね。カメ。しかも、前回よりかなり近い位置。かなりゆっくりとカメを堪能。
そしてまた沈船に向かってフィンキックを開始。ここの沈船は、本当にかなりでっかかった。てゆーか、どこまで行っても船なのだ。深さはだいたい5mってところ?浅いところだ、と安心しまくった私は、かなり自由に船探検をさせてもらった。(ちなみに後で聞いたところ、このときもう1匹、カメが出ていたらしい。見逃した。)
船というのは楽しい。船の隙間を覗いたり、部品を持ち上げたりして遊ぶ。
フグフェチの私のために、ちゃーんとフグも出てくれる。それがラロトンガ。・・なーんてやってると、ま、また出てしまいました。カメです、カメ。しかも今度はめちゃくちゃ近い。どのくらい近いかって?私の真横で、もしゃもしゃメシ食ってる。メシに集中しすぎているらしく、全く私に気付かない。カメラを向けると、近すぎてフレームに入りきらない。しかも近すぎてピンボケだ。そのくらい近い。たぶん、手を伸ばせば、触れたと思う。でもビビリなので触らなかった。結局、残りの時間はほとんどそのカメに捧げてしまった私・・。

こうして私のラロダイブは、サメ祭りで始まり、カメ祭りで終わったのだった。いやぁ、ホンマ、いいダイビングでした。まだラロから離れて2週間くらいしか経ってないけど、もう、戻りたい・・。

余談@
しかし、こんな海でオープンウォーターがとれる人って、めちゃくちゃ羨ましい。最初の海で、カメやマダラトビエイ。そしてこの透明度。私もここで取ればよかった。
そういえば、ラロ最終日、NZでワーホリ中という日本人カップルとカナさんと、ジャパニーズスシバーでメシ食った。もちろん、ツナ山盛りのサシミ定食。彼らはその翌日(つまり私が飛行機に乗っている日)から、オープンウォーターコースをスタートさせたらしい。きっと今ごろは立派なダイバーになっていることだろう。もちろん、インストラクターはカナさんで、日本語の講習。まだライセンスを取っていないなら、絶対、ラロで取って。超オススメです。

余談A
実は、体験ダイビングでやるラグーンダイブもやってみました。これも、なかなか楽しい。2mくらいしか潜らないけど、フグがばんばん見られる。ミナミハコフグの幼魚(私の最も好きなサカナ)に出会えて、大満足。

GO BACK TO THE TOP PAGE

クック諸島ラロトンガ、旅とダイビング情報